ネット管理人の「みはらしコラム」
常時接続のすすめ。
インターネットを利用するためには、多かれ少なかれプロバイダと呼ばれる会社と契約を結ばなくてはならない。プロバイダは正式には「インターネットサービスプロバイダ」と呼ばれ、略してISPと呼ばれることもある。
インターネットへ接続には様々な形態があるが、ここはひとつ「常時接続」をお薦めする。「常時接続ではない」接続方式は「ダイヤルアップ接続」と呼ばれていて、回線の違いこそあれ利用のたびに「電話をかける」ことによってプロバイダに接続するのだ。つまり電話代が接続時間に応じてかかることになる。走行距離に応じて料金が加算されてゆくタクシーのようなものだ。これでは、ゆっくりとインターネットを楽しむことはできないし、お子さんに使わせるにも安心してというわけにはゆかない。NTTのサービスで「テレホーダイ」という、夜11時から朝8時までの間はいくら使っても定額料金のサービスがあるが、これだと本来一番使って欲しい子供達が使うには時間帯があわない。
「常時接続」だと使い放題でも料金は固定ということで安心してゆっくりと使える。また、一般的なダイヤルアップ接続にくらべると回線速度も高速な場合が多い。
では常時接続のインターネット利用形態としてはどんなものがあるのかあげてみよう。

●フレッツISDN
ISDNといえば、インターネットが普及しはじめた数年前には、高速通信としてあこがれの的だった。ISDNの64Kbpsというのは、そのころのアナログのモデムでの通信が14400bpsや28800bpsだったことを考えれば比べ物にならなかっただろう。発信から接続完了までが速いことも魅力だった。また、同時に2回線使えることやデジタルで回線状況が安定しているなどの理由で爆発的に普及したと言っていい。フレッツISDNはそのISDNの環境で特定の電話番号に発信して使用すると、電話料金が月額固定となることから「つなぎっぱなし」ができるわけだ。デジタル回線ということで導入はたいへんだと思われそうだが、ISDNへの変更はそれほど大変ではない。というのも、ISDNは通常の電話回線をそのまま使用してデジタル回線にしてしまうのだ。局内工事だけで済む場合がほとんどで、家庭での工事がいらない。ただ、「ターミナルアダプタ」と呼ばれる装置を用意しなければならないというところがネックと言えばネック。フレッツISDNは、NTTに対する回線の申し込みと、プロバイダとの契約が別々になっている場合と、プロバイダに対する契約手続きで全てが済んでしまう場合とがある。なおISDNにしただけで電話の基本料金は若干であるが上がるうえに、フレッツ料金とプロバイダの料金が別々に毎月かかる。

●フレッツADSL
ADSLとは、ISDNとは対照的にアナログの電話回線上に音声変調をかけたデータを流す物で、使用する電話回線はアナログでなければならない。すでにISDNにしている場合にはアナログに戻さなければならない。ADSLの一番の特徴は、その回線速度だ。いろいろな契約プランがあるが、640Kbps、1.5Mbps、8MbpsとISDNと比べても数倍から数十倍となっている。もっとも、ここでいうスピードは下りでの論理上の最高値で例えば8Mbpsの契約をしても必ずしも8Mbpsでの通信を保証するものではないことに注意が必要だ。交換機を設置している局からの距離が遠いと速度はさらに落ちるし、上りと下りは速度が非対称で、下りに比べると上りはかなりスピードが落ちる。(例えば1.5Mbpsプランの場合は、上りは256Kbpsとなる)そうはいってもその速度は体感でもかなり快適と言って良いだろう。いわゆるブロードバンドと呼ばれる回線だ。ADSLについても工事は局内工事だけで済む。スプリッタと呼ばれるもので回線を分岐して片方をADSLモデムに接続する。ADSLモデムはプロバイダからレンタルされるのがほとんど。インターネットに接続している間でも電話が使えるところはISDNと一緒。先に述べたように、局からの距離のほか回線の状況によってもかなりスピードダウンすることがあるので、工事の後に回線速度の検査をした上での契約となる。この検査によって満足できるスピードを確保できない場合でも工事代金はかかるが、契約は取り消すことができる。残念なことに見晴台ではこのADSLサービスは受けることができない。

●CATVインターネット
インターネットへの接続をケーブルテレビの回線を利用する物で、速度的には640Kbpsから2Mbps程度だ。上り下りが非対称なことやCATVモデム(レンタル)が必要になることはADSLと変わらないが、ケーブル引き込み工事が必要になる。ケーブルテレビとの同時契約も、CATVインターネットだけの単独の契約も可能。CATVインターネットは、地域のケーブルテレビ運営会社によってはサービス内容が違ったりサービスそのものがうけられなかったりするので注意が必要。なお見晴台の2002年6月現在のケーブルテレビのサービスは、いわゆる共聴タイプというものなのでCATVインターネットのサービスは受けられない。契約はプロバイダとの利用契約のみで料金も単純なのがわかりやすい。ただし、見晴台のケーブルテレビシステムは、いわゆる都市型のタイプ(地元事業者が提供する物)に切り替わる予定なので今後、サービスが受けられるようになる模様。いずれにしてもテレビ放送の契約をするのであれば同時にインターネットのサービスも申し込めば費用が安く済むという利点はある。

●PHSで常時接続
特にノートパソコンなどで威力を発揮するのがこのPHSを利用した物。PHS電話機や、PHSカードを使用して、電波でインターネットに接続する物で、本来利用時間に応じて料金がかかる従量制が主流なのだが、最近このPHSでの接続で常時接続プランがはじまっている。料金はADSLやCATVに比べると割高だけれど、出先でも利用できるところが便利だ。スピードは32Kbps、64Kbps、128Kbpsの3通りだけれど、電波状況によってかなり接続スピードが左右される。しかも残念なことに見晴台ではPHSそのものがサービスエリアではないので利用できない。

●OCNエコノミー
OCNが提供するいわゆる専用サービスのうちのひとつ。128Kbpsの速度はいまとなっては物足りないが、現在のところ見晴台で利用できるサービスでは最速のインターネット接続サービスだ。ネット管理人の家ではこのサービスを利用している。月額32000円という料金は一般的な家庭での利用には向かないが、ネット管理人のところのようにサーバを自分の部屋に置いて外部からアクセスして貰うために必要な「グローバルIPアドレス」が付与されるので他のサービスに変えることができない。

●Bフレッツ
通信回線に光ファイバーケーブルを使用しているサービスで、全国の主要都市からサービスが開始されたばかり。しかもサービス提供地域となっていても利用希望者があるていど集まらないとサービスを提供しないという状況で、見晴台での提供はまだまだ先だと思われていたのだが、このたびサービス提供が開始されたとのことで、最短では8月くらいから利用ができる。Bフレッツの特徴はなんといっても圧倒的な速度の違い。これまた論理値ではあるものの最高100Mbpsという速度は他のサービスの追随を許さない。そして、上りも下りも同じ速度、局からの距離に影響されないといった特徴がある。料金は若干高めだがその料金に見合うだけの価値はあるだろう。利用に当たってはケーブルの引き込み工事が必要なのはCATVインターネットと同じだ。見晴台で提供が始まるサービスプランは、「ファミリー100」「ベーシック」の2プランで、料金が高いベーシックが先に提供される。ファミリー100は11月以降のサービス提供となる。ネット管理人のところでは早速ベーシックプランを申し込んだ。たぶん見晴台では最初の導入になると思われる。開通のあかつきには「Bフレッツ100MBps体験会」を催す予定なのでふるって参加していただきたい。


Copyright 2002,ANESSA Corp.2007年 4月 11日 (水)